インプラント

インプラントとは

抜歯を行って歯の根っこが残っていない箇所に、人工の歯根を作って歯を再建します。
インプラントの特徴は、事故や歯周病、虫歯などで歯を失った方や、先天性に歯が無い方などでも1本から歯を作ることが出来ます。治療としては、顎の骨に生体親和性の高い金属である純チタンでできた人工歯根を埋め込む手術を行います。
 


インプラントのメリット

● 最大のメリットは、自分の歯と同じように咀嚼できることです。
 
●  インプラントは、人工歯根を1本1本埋め込むため、ブリッジのように健康な隣の歯を削ったり負担を掛けたりすることがありません。
 
●  義歯を利用する場合でも、しっかり固定することが出来るため、本来ある自分の歯のような感覚で噛めるようになることです。
 
●  主に純チタンを使用して作られるので、あごの骨としっかり結合し、強く噛みしめても耐えられる強度があります。
 
● 従来の入れ歯などと比べると、見た目がきれいで、とても自然な仕上がりです。


インプラントのデメリット

● 健康保険が効かないため、自費診療となります。(しかし1年間に10万円以上の医療費が発生した場合は、所得に応じて高額医療費控除の申告を行うことが出来るため治療費の一部が還付されます。)
 
● インプラントは、インプラント体と骨の結合に時間がかかるため、3~6か月程度の治療期間が必要です。
 
● 手術後も定期的にメンテナンスに通い、インプラント周囲炎を予防することが必須です。
 

インプラント治療の流れ

ステップ1

カウンセリングを行って、インプラント治療への不安や必要性などを、丁寧にご説明いたします。

ステップ2

検査 計画

一般的なパントモ撮影とCTスキャンを撮影して、顎の骨や密度などを検査し、画像診断します。また全身疾患やアレルギーなどの既往症などの問診も行います。

ステップ3

インプラントを正確に埋め込むためのガイド(テンプレート)を作製します。

サージカルガイドとは、インプラント体を安全かつ正確に埋め込むためのマウスピースの役割を果たします。このひと手間を掛けることで、オペを計画通りに進めることが出来ます。

ステップ4

一次オペ
局所麻酔をした後、テンプレートを装着しインプラント体を埋入します。その後ヒーリングアバットメントを締結し、仮のキャップをはめます。
所要時間は約1時間~1時間半程度です。

1次オペ後、CTとパントモレントゲン両方で、確認を行います。

ステップ5

待機期間約3か月

インプラント体が骨と結合して一体化するのを待ちます。

ステップ6

二次オペ

インプラント体が骨と一体化していることを確認した後、歯茎を再度開きインプラントの頭にキャップを装着します。2週間程度待ちます。

ステップ7

二次オペで装着したキャップを取り外し、型どりしてキャップを元に戻します。

ステップ8

インプラントの上部構造(白い歯)の合着には、スクリュータイプとセメントタイプがあります。
セメントタイプは、普通のクラウンと同じように支台の上にセメントで完全固定しますが、
セメントが周囲炎などを引き起こす可能性もあり、何か問題が起こった時に外すことが困難です。
スクリュータイプは上部からねじ止めするタイプです。コンポジットレジンを取り除いて、上部構造を取り外すことが容易にでき、もしねじが緩んだ際に締めなおすことが出来ます。
インプラント周辺組織の状態を確認したり、洗浄し清潔を保つことが出来るので、現在はこの方法が主流となっております。

完成前に仮着剤で1週間程度様子を確認し、かみ合わせなど問題が無ければ、穴にレジンの色を合わせて合着し完成します。

ステップ9

メンテナンス
インプラント完成後、3か月~6か月に一度、定期的な検査を行います。

インプラント周辺には歯垢や歯石が付きやすく、細菌感染を起こす原因になります。そのためインプラント周囲炎を予防するために、医院で定期検診を心掛けることがとても大切です。
 

使用機器のご紹介

金額について

インプラント
1本 330,000円(税込)
(サージカルガイド¥55,000付き)
(上物の白い歯¥110,000も含まれます)
金額内訳 インプラント体
サージカルガイド
ジルコニアクラウン
人工骨
CT撮影
手術代
技工料
すべて含まれます。

オステムインプラントの特徴

当医院が採用しているインプラントは、3大メーカーである、ブローネマルクインプラント、ストローマンインプラント、アストラインプラントのそれぞれの優れた良い部分を取り入れたオステムインプラントです。
 
● 有名3大メーカーインプラントは、それぞれ優れた特徴がありますが、それらはすべて欧米人向けです。それに対してオステムは、アジア人向けに開発されました。
国際標準化機構(ISO)規格であるISO9001認証、EU加盟国の基準を満たす場合につける基準適合マークを獲得、次いで米国市場に輸入するために必要なFDA登録において、最高クラスのclass-IIIを獲得しています。アジア太平洋シェアNo.1です。
 
● 10~20年安定して使用できます。メンテナンスによっては40年以上使用可能です。
 
● まずはCTを撮影します。CT画像に基づいてサージカルガイドを作成し、口腔内に装着して手術をします。インプラントメーカーとの綿密なシュミレーションを行うことによって、計画通りの位置で安全でかつ確実にインプラントを埋入することが出来ます。
 
● オステムインプラントは、インプラント体は1回法であり、もともと歯が無い場合であれば3か月、抜歯から行う場合は約6か月で結合されます。
 
● オステムインプラントは従来のインプラントの特性を生かしつつ、独自のインプラント体のサイズ展開とSAを掲げ、欧米人と歯槽骨の特性が異なるアジア人向けで最もシェア数を誇っています。
 
● オステムのインプラントは、いわゆるジェネリックタイプの後発体であるため、品質は優れているのに金額が抑えられています。
 

当医院が考える一番大事なこと

インプラントを行う上で、医療技術は当然のことではありますが、大事なのは医師の人間性!医師の人間性はホームページだけではわからないので、実際に担当医師のしっかりとした説明を受けることが大切です。そして、担当する医師がコロコロ変わらないこと。インプラント治療は、数か月間の治療と、更に数年単位でのメンテナンスが必要です。ですから、信頼し安心して任せられる歯科医院を選ぶことが大事です。
当医院は親子3代62年間、この場所で診療しておりますので、これから先も担当医は変わることがありません。
 

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