コロナウイルスと歯周病
2020/07/24
歯周病でコロナ感染、重症化のリスク
イギリスの研究チームが調査結果を発表しました新型コロナウィルスの重症化した患者で、亡くなられた方から多くの歯周病菌が見つかりました。
日本人の成人の約8割の方が歯周病ですので、コロナの重症化の可能性があります。さらに歯周病は、さまざまな病気の感染リスクを高めることが分かっています。
原因
なぜ歯周病でコロナ感染を広げてしまうのか。鶴見大学歯学部 花田 信弘教授の研究において、歯周病を患うと口の中の粘液が弱まり、コロナウィルスなどが外部から侵入しやすくなります。
さらに、侵入しやすくなるだけでなく、歯周病菌が血管などから体内に行き渡ってしまいます。免疫が侵入者を撃退しようとして、 免疫暴走→ 重症化する。
そうなると歯周病は口の中だけの問題ではなくなります。
対策
日頃のうがい、歯磨き、歯間ブラシ、舌磨きが大切です。
歯周病は放っておいても治ることはありません。
口の中を清潔にしておくと、色々な病気の予防になります。
歯科医院においての口腔内検診をお勧めします。